介護職に就く人にとって、様々な苦労はつきものです。人の役に立つ重要な仕事でありながらも、高齢者の方の、排せつ介助、入浴介助、食事介助に追われ、慌ただしく過ぎていることでしょう。そんな中で、時には自分自身が精神的、体力的に参ってしまうこともあるかもしれません。

例えば、介護職に就く方は、腰痛やひざ痛の悩みを抱えている方が非常に多いと言われています。入浴介助の際など、ひざや腰にかなりの負担がかかるうえに、それが毎日続くわけですから、無理もありません。また、ひざや腰に多少の痛みがあってもスタッフ不足の職場だと、無理をして介助を続けなければなりません。そういうことが原因で、痛めた箇所を悪化させてしまうというケースもあるようで、そうならないためには、自分自身の体のケアが重要になります。

その方法として、休み時間ごとに腰痛緩和の体操を取り入れたり、休みの日にマッサージや整体医院などで体を整えたり、腰痛ベルトで負担を緩和したりする方法があります。また、毎日しっかりとした睡眠をとり、疲れを溜めないことも重要でしょう。身体のケアは、毎日の積み重ねなので、意識的に取り組むことで全く変わってくるはずです。

しかし、痛みが続く時は、専門医に相談することが大事です。介護職の方は、どうしても高齢者の方のことばかりを考えてしまいがちですが、やりがいある仕事を続けるためには、自分自身も労ることがポイントです。マッサージなどで定期的にリラックスする時間を作ることは、心身のケアに有効なので、ぜひ自身のボディケアも意識して行いましょう。